文華祭

―  詠み継がれる歌心 語り継がれる物語  ―

能を楽しむ < 文華祭 > 特別企画

葛 城
葛 城

 

古の人は我国のことを「言霊幸ふ国」と呼んでいました。

(言霊に宿る力によって幸せがもたらされる国)

 

 神前で奏上される祝詞はもちろんですが、日々 発する言葉を大事に扱って来ました。

そのような中で詠まれた やまとうた(和歌) は、現代の我々が思う以上に大切な存在だったと言えるでしょう。 

古人が詠んだ和歌を愛しみ、書に残し、歌に詠まれた情景や心に想いを馳せ、新たな歌に詠み込み、継承してきました。 

歌に詠まれた場面から物語を紡いだり、または物語の中に歌の情景を入れたり・・・

能の物語もそのような形で発展し、文化の華を開きました。

 

この度は、同じ我が国特有の文化事業に携わっている方々と共に、いつもの能絵展とはまた違う、動きと音も楽しんで頂けるような催事を企画してみました。

深まりゆく秋の日、愉しんで頂けましたら、幸いに存じます。 -能絵館

  • と き  11月26日(水)~30日(日)
  • ところ  しまだいギャラリー (西館)   京都市中京区御池通東洞院西角 TEL.075-221-5007

 




<文華祭> 特別催事日程 / 於・奥座敷

  1. 26日能と京の町衆
  2. 27日江口について
  3. 28日京ことば 源氏物語-第4帖『夕顔の巻』
  4. 29日能囃子の魅力
  5. 30日葵上   

 吉祥天ノ会 による「お亭茶」のご奉仕 (一服700円薄茶と「龍田」に併せたお菓子(鶴屋吉信製)付き)

「能絵展」 は全館にて会期中終日展示 

 


1.「能と京の町衆」 五島 邦治 氏による講演  ―オープニング


ソフトで楽しい語り口で人気の五島先生によるお話しです。

 京の都では祇園祭の鉾・山のテーマを始め、能楽との関わりは歴史も長く深いものがあります。

 

プロフィール

京大文学部卒 京都造形大学客員教授、宗教文化研究所(風俗博物館)理事、歴史学者

歴史と文化に関心をもち、自己と社会との関係を考え直す「往還塾」主催

著書/「京都の歴史がわかる事典」「源氏物語 六條院の生活」

http://www.9.plala.or.jp/goshima/

 

 

2.「江 口について」 能楽師・宇髙 通成(みちしげ) 氏による 能「江 口」の謡いと講演


 

― 平家滅亡とともに没落し、遊女となった 江口ノ君はいかにして普賢菩薩に顕現したのか ―

実力派能楽師による興味深いお話しと謡いの実演。 能装束と能面(自作)は宇髙氏所蔵のものです。

 

 

宇高 通成
宇高 通成

プロフィール

シテ方金剛流宗家直流職分/重要無形文化財総合指定保持者

1985年・国際能楽研究会創立  

能楽師にして唯一の能面師として「面乃会」主宰

2001年より新作能に取り組む 

正岡子規没後百年記念「子規」、

世界平和祈願「原子雲」、

高知県立美術館開館10周年記念「龍馬」を初演

 

www.noh-udaka.com/jp/index.html

 

 

 

3.「京ことば 源氏物語 第四帖-夕顔の巻-」  女優・山下 智子 女史による女房語り


女房語り:山下智子
女房語り:山下智子

 

プロフィール

無名塾にて演技の基礎を学んだ後、女優として舞台・テレビ等で活躍

2003年より「声」の表現を活動の中心に-NHKラジオドラマにレギュラー出演、番組ナレーション、カシオ電子辞書など

「現代京ことば訳・源氏物語」の著者・中井 和子 先生との出会いから、女房語り(百年程前の町衆の言葉)による源氏物語の「語り」にたずさわり、各地で「語りの会」を開催中

 

 

     京ことば源氏物語

 

 

 

4.「能囃子の魅力」 能楽囃子方によるコンサートとレクチャー京都同明会


とき:29日(土)午前11時~午前12時半 、  有料:2,000円 定員50名  

 

 

 

メンバー紹介

 笛・能管 / 森田 保美(やすよし)

     

森田流笛方・森田順人に師事

重要無形文化財総合指定保持者

http://ryuginkosyo.jp/profile.html

 

 小 鼓 /  林  大和

     

幸流小鼓方・十三世林吉兵衛に師事


 大 鼓 /  井林 久登 (いばやし ひさと)

 

 石井流大鼓方・谷口正喜、井林清一に師事

重要無形文化財総合指定保持者

 太 鼓 / 井上 敬介

 

観世流太鼓方・観世元信、小寺俊三に師事

 重要無形文化財総合指定保持者

 


 

※ 当初、出演予定だった大鼓方の石井保彦氏は、都合により出演を取り止めになりました

楽しみにされていた方へ  「本当に申し訳ありません」   何卒、ご了承下さいませ

 

5.葵 上内に秘めた女の情念 能楽師・松井美樹さんによる能「葵 上」の仕舞とレクチャー


とき:30日(日)午後1時半~午後3時    有料:2,000円 (薄茶と和菓子付き) 定員30名

源氏の君への激しい恋慕から、自らは知らぬ内に生霊となり果ててしまう六条御息所-聡明な女性として名高い彼女の心のうちとは・・・。女性能楽師ならではの視点から、六条御息所の内面を探ります。(協力/謡い:杉浦 悠一郎)

松井 美樹
松井 美樹

 

プロフィール

シテ方観世流準職分

京都女子大在学中に能と出会い、能楽部観世流に入部

平成4年 故・杉浦 元三郎 師 に内弟子入門

平成11年 独立

平成13年 独立披露能にて「石橋」

平成22年「乱」を拓く

 

『12月13日、京都観世会館にて「葵上」のシテを務めます!会館へもどうぞお越し下さいませ!』

 

 


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