プロフィール
無名塾にて演技の基礎を学んだ後、女優として舞台・テレビ等で活躍
2003年より「声」の表現を活動の中心に-NHKラジオドラマにレギュラー出演、番組ナレーション、カシオ電子辞書など
「現代京ことば訳・源氏物語」の著者・中井 和子 先生との出会いから、女房語り(百年程前の町衆の言葉)による源氏物語の「語り」にたずさわり、各地で「語りの会」を開催中
― 詠み継がれる歌心 語り継がれる物語 ―
能を楽しむ < 文華祭 > 特別企画
古の人は我国のことを「言霊幸ふ国」と呼んでいました。
(言霊に宿る力によって幸せがもたらされる国)
神前で奏上される祝詞はもちろんですが、日々 発する言葉を大事に扱って来ました。
そのような中で詠まれた やまとうた(和歌) は、現代の我々が思う以上に大切な存在だったと言えるでしょう。
古人が詠んだ和歌を愛しみ、書に残し、歌に詠まれた情景や心に想いを馳せ、新たな歌に詠み込み、継承してきました。
歌に詠まれた場面から物語を紡いだり、または物語の中に歌の情景を入れたり・・・
能の物語もそのような形で発展し、文化の華を開きました。
この度は、同じ我が国特有の文化事業に携わっている方々と共に、いつもの能絵展とはまた違う、動きと音も楽しんで頂けるような催事を企画してみました。
深まりゆく秋の日、愉しんで頂けましたら、幸いに存じます。 -能絵館
<文華祭> 特別催事日程 / 於・奥座敷
吉祥天ノ会 による「お亭茶」のご奉仕 (一服700円/薄茶と「龍田」に併せたお菓子(鶴屋吉信製)付き)
「能絵展」 は全館にて会期中終日展示
1.「能と京の町衆」 五島 邦治 氏による講演 ―オープニング
ソフトで楽しい語り口で人気の五島先生によるお話しです。
京の都では祇園祭の鉾・山のテーマを始め、能楽との関わりは歴史も長く深いものがあります。
プロフィール
京大文学部卒 京都造形大学客員教授、宗教文化研究所(風俗博物館)理事、歴史学者
歴史と文化に関心をもち、自己と社会との関係を考え直す「往還塾」主催
著書/「京都の歴史がわかる事典」「源氏物語 六條院の生活」
http://www.9.plala.or.jp/goshima/
2.「江 口について」 能楽師・宇髙 通成(みちしげ) 氏による 能「江 口」の謡いと講演
実力派能楽師による興味深いお話しと謡いの実演。 能装束と能面(自作)は宇髙氏所蔵のものです。
プロフィール
シテ方金剛流宗家直流職分/重要無形文化財総合指定保持者
1985年・国際能楽研究会創立
能楽師にして唯一の能面師として「面乃会」主宰
2001年より新作能に取り組む
正岡子規没後百年記念「子規」、
世界平和祈願「原子雲」、
高知県立美術館開館10周年記念「龍馬」を初演
www.noh-udaka.com/jp/index.html
3.「京ことば 源氏物語 第四帖-夕顔の巻-」 / 女優・山下 智子 女史による女房語り
プロフィール
無名塾にて演技の基礎を学んだ後、女優として舞台・テレビ等で活躍
2003年より「声」の表現を活動の中心に-NHKラジオドラマにレギュラー出演、番組ナレーション、カシオ電子辞書など
「現代京ことば訳・源氏物語」の著者・中井 和子 先生との出会いから、女房語り(百年程前の町衆の言葉)による源氏物語の「語り」にたずさわり、各地で「語りの会」を開催中
メンバー紹介
小 鼓 / 林 大和
幸流小鼓方・十三世林吉兵衛に師事
大 鼓 / 井林 久登 (いばやし ひさと)
石井流大鼓方・谷口正喜、井林清一に師事
重要無形文化財総合指定保持者
太 鼓 / 井上 敬介
観世流太鼓方・観世元信、小寺俊三に師事
重要無形文化財総合指定保持者
※ 当初、出演予定だった大鼓方の石井保彦氏は、都合により出演を取り止めになりました
楽しみにされていた方へ 「本当に申し訳ありません」 何卒、ご了承下さいませ
源氏の君への激しい恋慕から、自らは知らぬ内に生霊となり果ててしまう六条御息所-聡明な女性として名高い彼女の心のうちとは・・・。女性能楽師ならではの視点から、六条御息所の内面を探ります。(協力/謡い:杉浦 悠一郎)
プロフィール
シテ方観世流準職分
京都女子大在学中に能と出会い、能楽部観世流に入部
平成4年 故・杉浦 元三郎 師 に内弟子入門
平成11年 独立
平成13年 独立披露能にて「石橋」
平成22年「乱」を拓く
『12月13日、京都観世会館にて「葵上」のシテを務めます!会館へもどうぞお越し下さいませ!』